100マス計算1カ月で効果ある?小2が9分→5分台に!実践した方法

小2の息子に100マス計算を取り組ませてから1か月が過ぎました。
今年の10月から始まって今11月です。

10月は本人のやる気がなく「100マス計算」といいうだけで逃げ出していました。
やる気もないところに無理やりやらせていたような気がします。
親だけがモチベーションが高く、子供が全くついてこないという、まさしくテンプレ状態でした…

ですが11月に入って突然タイムが伸びました。

具体的には1日で9分台から6分台になってしました!

なぜそんなに急に伸びたのか原因を探ってみることにしました。

そして、原因だけでなく、この1か月親として「この問題点を改善するために実践した方法」についても書いていこうと思います。

また、6分台といえば100マス計算界?!では、まだまだひよっこですから
今後5分、4分、3分に向けての心構えとして忘れないように記事にしておこうと思います。

改善前の息子が抱えた問題点

100マス計算と聞いただけで逃げる

うちの息子は「今から100マス計算をするぞーっ」て言うだけで拒否反応を示していました。
やる気が起きないというかあからさまに、やりたくないことは「きー」と声を上げて逃げていきます。
まずはこの状態を何とかしないといけません。

100マス計算中ずっと「奇声」を発する

100マス計算を何とか始めた息子ですが「奇声」を上げて拒否をしていました。
やりたくないアピールをしていたので、これがスピードが伸びないすべての元凶のようでした。

100マス計算をする理由がわかってない

「なんでこんなのやらないといけないの?」と何度も息子に言われました。
学校で習うこととは違うので違和感があったのでしょう。

この時の息子の様子

計算のコツがわからない

計算のコツが全く分かっていませんでした。
驚くことに2+8という計算を2から初めて1つずつ足していき2,3,4,5…とやっていたのです。
逆に8+2を計算するときには8,9,10とできるのですが、まずこの非効率な計算方法を変えなければなりません。

指を使って計算している

ほとんどの計算を指を使って計算していました。両手を使うので1回1回鉛筆を机において、指を使って計算して、鉛筆で書いての繰り返しでした。
これではタイムが伸びません。

書くスピードが遅い

全体的に字を書くスピードが遅いです。濃い鉛筆を使っているので、書き間違えたときに書いた文字を消すのが大変です。
スピードも重要ですが正確な数字を素早く書くことも重要と感じました。

紙を手で押さえない

息子は100マス計算中、体を斜めにして机に向かっていました。
また、紙を手で押さえることをしなかったため安定して書くことが出来ていませんでした。

スピードだけは意識していたが

時間を計って取り組んだので、早く計算する意識はあったのですがなかなか手が進んでいきませんでした。

私(親)が抱えた反省点

親だけモチベーションが高かった

あるあるですよね(笑)
私が100マス計算の価値を感じたのは3年前、これは絶対息子に効果的だ!と小学校に上がったらぜったい取り組ませようと思っていた内容でした。
しかし、反面息子はその価値をわからないままでした。その価値を伝える努力はしたのですがなかなか理解ができなかったようです。
そのような状態で、私が100マス計算を半ば押し付けてしまったようなので息子の中では「100マス計算=悪」という図式が出来上がってしまったようです。

予告もなしに突然始めようとした

100マス計算を習慣化しようと毎日取り組ませようとしました。毎日決まった時間に出来ればよいのですが、なかなかできず時間はバラバラです。
そのため今日の分が終わってないからと息子の都合に関わらず「今からやる!」と強行してしまったことが結構ありました。

声かけが足りなかった

何とか毎日100マス計算に取り組ませたものの、なかなかタイムが上がっていきません。数をこなせばある程度伸びると思っていたのですが2週間繰り返してものびていきませんでした。
上からやれというだけではだめなのはわかっていてもついつい声をだしてしました。やはりライザップのトレーナーのように小まめにほめたり、目標を一緒に確認したり、応援したりする必要があると思いました。

苦手な100マス計算を改善するために実践した方法

100マス計算の効果を説明

この本は100マス計算で有名な陰山英男さんが小学生向けに書いた「成績が上がるための勉強や生活の仕方」を教えてくれる本です。
この本の内容を私は音読してあげました。
早寝早起きに始まり食事の内容など書かれていて、第一章を読んであげるだけでも、成績があがりそうな文章がかかれていました。
読んであげた結果、明日から何をすればよいのか小2の息子でも理解できたようです。

予告をする

100マス計算をする15分前までには予告をするようにしました。
もしくは朝できないときは夕方にやると予告をしました。

できない理由をなるべく排除

準備をしてあげる
やると予告してからすぐに開始できるよう、鉛筆と消しゴムと計算用紙を並べておきました。
今回の課題としては「100マス計算と聞いて逃げ出すこと」をまずは改善しなければなりませんので手間をかけました。

0、1、2、9の計算の工夫を教えた

計算のほぼ必要のない0、1,2,9を早く解いて素早く書けるよう教えました。
縦と横に並んでいるこれらの数字の計算を先にやってしまいます。
将来的には左上から順にさせるつもりですが、現段階ではまずは序盤で簡単なマスを埋めてしまう戦法にしました。

出来たらご褒美

毎日1枚を習慣化するために、100マス計算が出来たら1日1ポイントとしてご褒美をあげることにしました。1ポイント10円として、貯まったポイントは何に使ってもよいとしました。
この時息子はうまい棒を100本ほしいというので100ポイントをためることを目標としました。
さらにタイムを7分台、6分台達成したら、さらに30ポイント、50ポイントとしてタイムが伸びたときのボーナスも設定しました。

怒りの鉄槌!ママの一言でスイッチが入る

息子があまりにも100マス計算を真面目にやらないので、私は毎日頭を悩ましていました。予告をしたり工夫を教えてもなかなかいうことを聞かないので、怒ってしまったことも多々ありました。

ママはそんな姿を見てもノータッチで知らんぷり。

でも、ある日ママと息子がショッピングセンターに行ったときに、わがままを言って困らせ、息子があまりにも態度が悪かったので強く言い聞かせたそうです。

「そんなキミはママは嫌いです!」

ひとしきり言い聞かせたあと「今夜パパから100マス計算するよって言われたらきちんとやるのよ!」といったそうです。

その日の夜、ずっと9分だったタイムが突然6分台になりました。

私の苦労は何だったのか…

それ以来息子は毎日6分台を出し、1回だけ5分台を達成しました!
あれから10日経ちましたが7分に戻ったことがありません。

2か月の100マス計算でどういう効果を感じたか?

  • 計算中真剣に取り組むようになった
  • 100マス計算と聞いて逃げ出さなくなった
  • 指を使って計算する頻度が減った
  • 0,1,2など簡単な計算のスピードが上がった
  • 集中力が身に付き勉強のペースがつかめてきた

100マス計算をはじめて2か月、一番効果があったと感じた事は勉強のペースがつかめてきたことです。
100マス計算を行うメリットは算数が得意なるだけでなく好きになることだと思います。

「算数おもしろい!」と子供が感じるようになれば算数だけではなく、国語やそのほかの生活面でも効果が出てくる予感がします。

今後も継続して100マス計算に取り組ませようと思っています。